ヒューマンドラマ ★4(どうせ観るならこの評価以上の映画を!)

【リリーのすべて】★4の感想「せっかくファンタビでエディ・レッドメインのファンになったら見て欲しい映画」

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フジテレビのミッドナイトシアターにて鑑賞。
監督が「英国王のスピーチ」「レ・ミゼラブル」でお馴染みのトム・フーパーってのもそそられる。

それなりに期待しながら、ビデオ録画の再生スタート!

あらすじ

1926年、デンマークのコペンハーゲン。風景画家のアイナー・ヴェイナーは結婚して6年目になる肖像画家の妻ゲルダと仲睦まじい日々を送っていた。ある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を引き受けたのがきっかけとなり、自分の中に潜んでいた女性の存在を自覚するようになる。最初は遊びのつもりでアイナーに女装をさせ、“リリー”として外に連れ出し楽しんでいたゲルダも、次第にアイナーが本気だと気づき激しく動揺するが…。(オールラインシネマより抜粋)

「リリーのすべて」の評価 ★4

途中、少し眠くはなりますがなんといっても主役2名の演技合戦が凄かった。

①なんといってもエディ・レッドメインの演技力

世界で初めて性転換手術を受けた男性主人公アイナー・ヴェイナー(実在)を熱演したエディ・レッドメインに脱帽。
エディってファンタスティック・ビーストシリーズの主役でお馴染みなんだけど、結構いい歳なんだよね、1982年生まれだから…

イメージ的には児童向け映画の主役を演じてるからもっと若いのかと思ってましたわ。俺とほとんど変わらんかった…

よく見りゃどうしても男なんだけど、妖艶な感じが醸し出されていてレインボーの池田といい勝負。
若干、池田が勝ってるけどね(笑)
池田の女装レベルは桁違いなんで…

覗き部屋で女性の動きを研究してるシーン、印象的でした。
これでアカデミー主演男優賞取れなかったのは不運だなあ…
「ちなみにこの年の受賞者って誰だっけ?」って思って調べたら「レヴェナント:蘇えりし者」のレオナルド・ディカプリオでした。

前年に「博士と彼女のセオリー」で既に受賞してたからデッカチャンに譲った感じかな。まあしょうがない。
あの繊細な演技を、ファンタスティックビーストしか知らないお子様達にも見て欲しいなあ。

口元のインパクトあるので、個人的にはジョーカーを演じている所が是非見てみたい。
新しいバットマンシリーズで今からダメですかね…

②アリシア・ヴィカンダーのアカデミー助演女優賞獲得の演技力

旦那がいきなり女に目覚めたって知ったらそりゃたまげるわな。
一説には奥さんもバイセクシャルで偽装結婚的な側面もあった…みたいな話も聞いたことあるけど真相は今となっては…

戸惑いながらも献身的に支える妻を好演。
正統派すぎる美人なので、正直印象には残りにくい感じがするけどこれからも注目していこう…
あと2~3回くらいはアカデミー賞獲りそうな気がする。

③女性になるために、見た目から内面重視への進境変化が見所

まずは見様見真似の外見から興味を持って、目覚めと共に段々と内面的な女性らしさを探求し始める姿や各種エピソードが見所。
真の自分を表現することで生き生きと輝き始める演技は圧巻。

イギリス&トムフーバーの手にかかればキワモノになりがちな題材も高尚に見えてくる。
ブロークバックマウンテンとかで観客側もこの手の映画を観る下準備ができているのも大きいのかな。
もうすっかり市民権を得て抵抗が無いもんね。

惜しむべきはラストの手術あたりからが駆け足になってしまった所かなあ…

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