ホラー ★4(どうせ観るならこの評価以上の映画を!)

【IT/イット “それ“が見えたら、終わり。】★4の感想「それが見えても終わらず続編へ…」

映画PC記事上

アメリカで大ヒットした排水溝オジサンこと、ペニーワイズ主演のITを映画館で鑑賞!
正直怖さはあまり無いですが、青春映画度合いが高いので満足度の高い一作。

銀座の「丸の内ピカデリー 」にて爆音上映鑑賞

爆音上映ということで、奮発して2,300円のチケット購入。丸の内ピカデリーで観るなら後ろ目がいいですよ。
M-22で観ましたがもうちょい後ろの方が観やすい。結構スクリーンが高い位置にあるからね。
ピカデリー3は場所がわかりにくいので案内図参照ください。

ちなみに爆音上映とは・・・

通常の映画用の音響セッティングではなく、音楽ライヴ用の音響セッティングをフルに使い、大音響の中で映画を見・聴く試みです。その爆音によって視覚までもが変容して映画そのものも違って見える。大音響でなければ聴こえてこない幽かな音を聴くという、大胆かつ繊細な上映となります。

とのこと。

別に爆音味わいたくて行ったわけではなくて、たまたまその回にぶち当たってしまっただけなんですが、正直2,300円の価値は無いね。
一般より500円高い分はポップコーンやホットドック代に回した方がマシ。

もっと腹からズドンみたいな感じで響くのかと思ったけど・・・でもないし。
お勧めはしません。
爆音だからか知らないが、予告編も無かったし。
「バファリンの半分は、やさしさでできている」以上に、「映画の楽しみの半分は予告編でできている」ことを企画した人は知らないのかな。
至極残念。

あらすじ

子供の失踪事件が続く田舎町を舞台に、弟をさらわれた少年といじめられっ子の仲間たちが力を合わせて、ピエロの格好をした謎めいた存在に立ち向かっていくさまを、少年少女の瑞々しい青春ドラマを織り交ぜつつ、戦慄の恐怖演出で描き出す。(オールラインシネマより)

「IT/イット “それ“が見えたら、終わり。」の評価 ★4

正直ホラーとしての恐怖度は70%程度なので、純粋に怖がりたい方には物足りないと思います。

加点ポイント①スティーブンキング原作にしては上出来!ミストと双璧!

スティーブンキング原作ホラーは、シャイニングとかを除き大体イマイチ感漂う作品が多かっただけに期待はしてなかったのですが、毎週チェックしてる全米映画興収チャートで300億円突破の大ヒットだったから今回はとりあえず観てみようかなと。
ちなみにキング原作の「ミスト」の後味の悪さは結構好物だったりしますが…

もし「スティーブンキング原作映画は、過去イマイチだったから敬遠するなあ~」って方がいたら払拭されると思うので重い腰をあげて観てみてください!

加点ポイント➁青春映画のテイストが映画に奥行きとまろやかさを醸し出して◯

スタンドバイミー、グーニーズ、SUPER 8/スーパーエイト、ETをベースにジャパニーズホラーで味付けしたような映画だったので、これらが好きな御仁には更におススメです。青春要素が無ければただ怖くないホラーで終了してたので大正解の味付け。

そういや日本人にはピエロって言ったらマクドナルドのイメージが強いけど、アメリカ人の子供はこんな映画ばっかりあったらピエロって怖くないのかね。
アメリカだと色んな祭りとかでピエロ見るけど俺が3歳児だったら怖くて近づけない気がする。
ソウでもピエロの人形みたいの出てこなかったっけ???
マックのピエロも微妙にそのせいか怖さを感じたことがあるような…

基本少年少女の成長譚で、通過儀礼を経て大人になっていく過程がわかりやすく描かれている。

いきなり割礼の話から映画は入っていくから、もろわかりやすい。
あとヒロインの子が生理用品買うシーンや、淡い恋心を描くシーンなどあるし。

主人公の子供たちの親がひどいのもスタンドバイミーと似てる。
ヒロインの親はなかなか鬼畜でしたね。

主人公は13歳あたりの設定で、大人と子供の境界線にいる扱い。
その不安定な感じがみずみずしく描かれている。

大人には見えないけど、子供たちだけには見える浴室血まみれシーンもありましたね。
(風呂場で親を倒すシーンは一瞬サイコっぽかった)

大人になりきれてない子供たちがひと夏を越してピエロというストーリーテラーを通して成長していく感じ。

ホラーの体を取ってるけど、個人的にはホラーというより各人が抱える思春期の悩みを乗り越える青春もの映画として観てました。

加点ポイント➁80年代が舞台だから◯

80年代って青春物やホラーと親和性高いような、なんとなく。
携帯やPC、インターネットが無いってのが大きいかな。
「適度に情報が手に入れづらくて、未知なる感じが残ってる」ってところが…

Xファイルは90年代だけどまだその頃でもオカルト要素が受け入れられる土壌があったし…
80年代のノスタルジックな空気感はやはり心地よかった。

加点ポイント③上映時間2時間15分に反し中だるみ無し!

この手の映画にしては長めの印象だが、結構スクリーム並みに怖がらせる波が押し寄せてくるので中弛みしません。
長尺を嫌って二の足を踏んでる方もいるかと思いますが、そこは安心してください、穿いてますよ。

加点ポイント④子どもたちのキャラがそれぞれ立っている

登場人物の中では、おしゃべりで小生意気な子供が特に好きでしたが、あれもスタンドバイミーのメガネかけた子と被ってしまいました。
それぞれが家庭や友人関係に悩みを抱え、その心理的不安がITによって恐怖の形に変えられ具現化されてました。

弟を亡くしたことを後悔し前に進めない男の子や、過干渉な母を持つ男の子。
性的虐待を父親から受け、また、初潮に対して不安を抱えるヒロイン等…
特に最後のヒロインの場合、その不安な気持ちを表す恐怖シーンが、浴室で排水溝から血が噴き出すっていうなんともわかりやすい暗喩でびっくりってのはあったけど。
しかもそれを口が達者な子にほとんど解説させてたし。
そこまでわかりやすくしなくてもいいのではとは思った。
ちょっと蛇足かな。

でもそれぞれキャラが被ることなくバランスよく配置できてたのは良かった。

加点ポイント⑤ITって鬼のことらしいよ

これは映画ライターの町山智浩氏がどこかで言ってました。
アメリカでは鬼ごっこすると鬼を「IT」と呼ぶそうです。

減点ポイント①不良たちと石を投げあって戦うシーンに違和感

石が不良に当たった後、弾かれた石が変に飛び過ぎな気がした。
まあ、なんとなく違和感を感じた程度ですが・・・

減点ポイント➁若干、ヒロインとその他男性陣との精神年齢が離れすぎな気が・・・

同年代でも女の精神年齢が高いのを差し引いてもちょっとあの面子でつるむには違和感ありかな。
お姉さんすぎな気が。
特にあのデブの淡い恋模様はちょっとなあ。
まあ憧れの面もあるにせよどうにも中途半端な距離感。

その他気になった点

  1. 所々ジャパニーズホラー
    井戸のシーンや髪の毛が巻き付くシーン、ピエロが箪笥から出てくるシーンの動きなんかも、リングや呪怨を彷彿とさせてました。
    なんとなく日本人なら馴染みがある感じが多かったですね。
  2. 所々R15指定だけあってグロシーンはあり
    エログロナンセンスが好きな私にとってはショッキングなシーンは無かったですが、免疫が無い人はまあまあ怖いかも知れません。
    映画館にいた軟弱男が彼女かなんかに向かって観終わったあと、「俺、超怖かったんだけど、〇〇ちゃん怖くなかったの~」とか抜かしていたけどその程度の怖さです。

    ピエロの捕食シーンはエイリアンかと思ったよ。
    その辺は何回もリメイクしてる映画だから、見せ方を工夫してて良い。

クチコミ

余談:映画館からの帰宅途中にて…

こんな感じで人だかり&マスコミがいたのでしばらく待ってたら

トランプ大統領御一行の車が銀座付近を通っていきました。

富士そばのおっちゃんまで仕事を放棄して道端で眺めてました。
銀座うかい亭に行く途中だったみたいです。

ヘリが何機も上空を旋回しはじめて、SPのおっちゃんが道路の真ん中に出始めたらトランプ車が近くに来てる合図です。

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