ヒューマンドラマ ★3(まあ、普通。可もなく不可も無く…時間があれば)

【エンドロールのつづき】試写会にて★3の感想。踊らないインド映画のクチコミは?

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東洋経済オンラインで定期的に映画の試写会が開催されていますが、初めて当選しました!

ご時世的にオンライン試写会が増えていますが個人的には今回が初オンライン。
大学生の時は月一で試写会には行ってたけど、やはりリアルの高揚感を味わいたいなあ…

本題の「エンドロールのつづき」はインド版ニューシネマパラダイスという触れ込み。
ニューパラを超えることは無いと思いながらも期待しながらの鑑賞でした。

あらすじ

インドの実力派監督パン・ナリンが映画に夢中になった自らの少年時代の実体験を基に描き、各地の映画祭で評判を呼び、みごとアカデミー賞のインド代表にも選ばれたノスタルジック・ムービー。映画の上映がデジタルに移行する時期のインドの田舎町を舞台に、一人の少年が映画と出会い、その虜になっていく姿を、映画とフィルムへの愛を込めて瑞々しく綴る。

「エンドロールのつづき」の評価 ★3(ネタバレあり)

迷った末の★3ではありますが、限りなく★4に近い評価ではあります。
見て損は無い映画です!

ポイント①踊らないインド映画が新鮮!

実際には多少は歌ったり踊ったりはしますが、脈絡なく踊り狂うことはありません(笑)
インド現地でどのような捉えられているかが非常に気になります。
物足りないと感じてるのかな?

踊ってるから感情の機微が表現できないとは思わないけど、これまでのインド映画へのイメージが変わった印象。
もっと踊らない繊細なインド映画、見たいです。

ポイント➁確かにインド版ニューシネマパラダイス

監督自身が巨匠たちをリスペクトして製作したので意図的に似せてます。
モロ師岡にニューシネマパラダイスでした。

違うのは主人公の男の子が数十年後に大人になり映画監督になってからの回想シーンが無いくらい。
映写室に入り浸って映画に夢中になったりそこの技師と仲良くなるプロットは一緒。

ニューパラでは不幸な火事があったけど、本作では技師がクビになるくらい。
その辺のエピソードがちょっとインパクトに欠けたかな…

主人公が映画にハマる過程がもう少し丁寧でも良かったような…
町で見た映画、人生かけてハマるほど面白かったかな?
まあ、非日常の高揚感込みでテンション上がっちゃったんだろうけど…

ポイント③個人的にはリトルダンサーを思い出した

ニューパラではあるんだけど、リトルダンサーにも似てたなあ…

  • 舞台となったイギリスもインドも階級社会
  • そんな階級社会で負け犬となった父
  • そこから飛び立とうとする息子を押さえつけようとするも熱意に押され最後は優しく後押しする父
    片やダンサー、片や映画監督として

ここでは父との対立の描き方がぬるいような…
まあ、棒で叩かれたり追っかけまわされたりはしてるんだがもう少し憎しみに似た感情を見せてくれた方が、最後の後押ししてくれる優しさにつながらない…

本作、いい映画なんだけど結局ニューシネマパラダイスやリトルダンサーの劣化版(とまでは言わないけど…)扱いだから★3つどまりにしてしまいました。

ポイント④光と食事シーンが素晴らしい!

いやあ、母親が作る食事が美味しそうでみずみずしいんですよね。
なんとなく青いパパイヤの香りを思い出しました。
映像がとにかく綺麗で…
あの料理シーンだけでもずっと見てられる。
チャイも飲みたくなった。

そして光の取り入れ方が印象的でこだわりを感じました。
光がまさしく主人公にとっての人生の道標になったわけで。

ツイッターの口コミ、感想

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