歴史的名作では無いですが、子供の頃に観た作品の中でも強烈な印象を脳内に焼き付かせた作品!
テレ東で数年に一度再放送される度に、録画⇒鑑賞⇒消去…の繰り返しです。
(残しておきたいと思いつつ、いつも録画映画の容量がいっぱいで消去してしまう…)
色んな要素が詰まった「フォーリングダウン」をご紹介します!
私にとってはどこかトラウマ映画的な一作でした。
あらすじ
“D-フェンス”と名乗る男がいた。非常に厳格で几帳面な上に、自分の価値観をハッキリと持った彼が、ある日突然、渋滞する道路に車を乗り捨てると歩きはじめた。別れた妻の元にいる幼い娘に電話をするために、両替してもらおうと入ったコンビニエンス・ストア。そこで邪険にされたことから、彼の怒りは爆発。些細な出来事は、やがて市民を震え上がらせる事件に発展していく。卓越したシチュエーションのシリアスなストーリーで、都会の日常生活の中で誰もが感じているフラストレーションを一見ストレートに描きつつ、その中に不条理のユーモア、アイロニー、そして風刺を込めて捉えたサスペンスフルな心理的チェイス。(オールラインシネマより抜粋)
「フォーリング・ダウン」の評価 ★5
1993年製作の映画ですが、若い人にも是非観て欲しいなあ…
ポイント①マイケルダグラスのエスカレートする切れっぷりの良さ
何気ない日常生活を送っている主人公がイライラを募らせてふとした瞬間に「あちら側」の世界に踏み込んで爆発させてしまう系映画は結構ありますよね。
「タクシードライバー」とか「チェンジングレーン」とか「バカヤロー! 私、怒ってます」とか「アオラレ」とか「ジョーカー」とか…
人生紙一重的な…
まあ、一部元々の因子が決定的に偏ってる主人公もいますが…
渋滞でイライラ⇒コンビニでイライラ⇒チンピラに絡まれてイライラ⇒ファーストフードでイライラ⇒公衆電話でイライラ⇒軍用品店でイライラ⇒工事現場でイライラ⇒ゴルフ場でイライラ
合計8回位のイライラポイントが出てきます。
ちなみのこの回数は主人公にとってのイライラポイントで、ロバートデュバル演じる刑事にとっても随所にイライラポイントが出てきます。
その辺の対比も見ものですかね。
刑事の奥さんが鬱陶しい女なんですが、そんな相手に理性的に対応しているロバートデュバルが愛おしいですね。
ギリギリ「こっち側」の世界で踏みとどまっている感じもしますが…
だからラスト、刑事も主人公に共感はしなくても少しは同情していた面もあったのかな。
さっきのイライラエピソードがそれぞれ「あるあるネタ」になってることも多く、観客が感情移入しやすい作りになってるのがうまいし飽きさせない!
中でも軍用品店の親父は強烈なキャラで、いいやられっぷりでした(笑)
町中を縦横無尽に好き放題する主人公(Dフェンス)がグランセフトオートの世界観でそこもポイント高いです!
あぁもうむずい。銃の標準?当てるのむずい。慣れるの?これ? #GTA #ゲーム pic.twitter.com/o1znBYXcXj
— ymc625エネルギッシュ馬鹿 (@_MJM_hg) December 9, 2015
マイケルダグラスの哀愁漂うダークヒーロー感、いいですね。
氷の微笑やウォール街のイケイケモテ親父よりも印象的です。
ポイント➁ロバートデュバルの魅力全開!
ロバートデュバルって名優を初めて認識したのがこの映画でした。
マイケルダグラスよりもロバートデュバルの方が印象的だったんだよなあ。
ロバートデュバルほんとかっこいいよな
ナパーム撒きそう pic.twitter.com/sBaSW1EakE— じゅらしっくゆーれい:|| (@yurei79) June 28, 2017
安心、安定のハゲ姿、一度見たら忘れられません。
いい人そうなキャラ演じさせたら鉄板ですね。
劇中、奥さんを他の刑事に侮辱されてそいつを殴るシーンがあったけどウィルスミスを思い出したね。
映画内だったら無問題(モウマンタイ)でした。
妻を侮辱されてキレて殴るっていうのはアメリカ人に多いのだろうか。映画でも何回かそういうシーン観た記憶がある。マイケル・ダグラス主演のフォーリングダウンでも刑事が精神疾患の妻をネタにされて普通にいきなり殴って吹いたのを思い出す
— 来崎園 (@yamagatakashin) March 28, 2022
公開当時から30年経過し、世の中の意識が変わったのか単純にウィル・スミスが嫌われているのか…はたまた何も変わっていないのか…
ポイント③一応サスペンスに分類されるのかも知れないけど…色んな要素が詰まってて楽しめる
オールラインシネマの分類ではサスペンスだけど、所によってはブラックコメディにもなり、アクション要素もあり、ヒューマンドラマでもあり、社会派映画でもあり…
個人的には「ヒューマンドラマ」の要素が一番大きかったかな。
ただ、バランスよく散りばめられていたことで、それらが映画の動力源になって最後まで突っ走っていけた感。
喜劇が悲劇になり、悲劇が喜劇になる絶妙さが堪らんね。
複雑な味を醸し出してくれるから受け手のザワザワ感も余計に引き立つし。
クチコミ
アオラレやフォーリングダウンなどの中年男性が暴走してえらいことになる映画は面白いし胸が痛む。
— コシノ ネコタロウ (@vurancosuki) April 23, 2022
フォーリングダウンっていう映画見てた。めっちゃスカッとするし見応えあって面白かった…!
— daito (@daito2141) March 13, 2022
♦︎名作90年代映画♦︎ NO.3
『#フォーリングダウン』(93.米)
日常に疲れた男が理性を失い暴走していく姿を描くサスペンス。
真夏の蒸し暑さとそれによるイライラがジリジリと伝わってくる冒頭で即座に引き込まれた。マイケル・短気・ダグラス…言ってることは時たま正しいがやり方は大不正解。 pic.twitter.com/c2QWEZPSI1
— 妻、時々映画 (@yutomi822movie) February 27, 2021
ジョエルシューマカー『フォーリングダウン』は大好きな映画。
見た目はごく普通の中年男性が些細なことからたがが外れ、街中のあらゆる欺瞞に怒りをぶつけまくる。対象は差別主義者からコーラの値段まで様々。わらしべ長者的に武器がグレードアップしていくのも面白い。
イラつく世の中に怒りの一撃! pic.twitter.com/BfXS3OeMQF— ペイン (@Payne0701) June 23, 2020
いつも貼ってるマイケルダグラスの画像は「フォーリングダウン」っていう映画のワンシーンなんだけど、名作映画なのでWikipediaに単独記事がありました。見てくださいこの惹かれる概要 pic.twitter.com/bw8fDP44rH
— abeshl (@abeshl25) November 7, 2018
Mr.ノーバディが気になる🥺✨
おじさんがキレると聞いたらマイケルダグラスのフォーリングダウン思い出した。小学生の僕には衝撃だったなぁ…水鉄砲のラストは子供ながら哀愁を感じた…。また観たくなってきた。笑#mrノーバディ #フォーリングダウン #映画 pic.twitter.com/6sGMjPU7uR— 平松拓人 (@hiramatsutakuto) June 18, 2021