コメディ ★4(どうせ観るならこの評価以上の映画を!)

【グッドボーイズ】★4の感想「アメリカンな下ネタ満載!安定の童貞成長コメディ」

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有楽町トーホーシネマズにて2020年6月に「グッドボーイズ」鑑賞。
映画は年間100本以上見るけど、映画館での鑑賞は4ヶ月ぶり。
会社の忘年会でムビチケ無料券が当たったからタダ映画!

予告編で気になった映画は…


コロナ対策で入り口で検温チェック(36.4度)をした後、マスク着用は義務付け、座席も1つおきに座る形なので予約してないと結構座れないかも。
今回も事前にネット予約しておきました。
座席は日曜14:45の回で満席。
客層は男女半々くらい。オッサン比率高めも若い女性一人も結構いたかな。
前の座席のカップルがデートムービーとして観に来てたけど、ひと座席空けなきゃいけないので、男の方がその距離感にもどかしげでしたな。
まさに『恋人までの距離(ディスタンス)』

映画館の楽しみの50%は予告編からの高揚感だと思っているので、眺めてましたが…
気になったのはエジソンズゲームかな、あとモンハンの映画をミラジョボビッチで公開するのね。
ここまでアクション女優になるとはねえ…バイオからもう20年くらい経つよね…

あらすじ

マックス、ルーカス、ソーは小学6年生の仲良し3人組。同級生の女の子ブリクスリーに夢中のマックスは、彼女も参加するという“キス・パーティ”に招待される。しかしキスの仕方が分からずルーカスとソーに相談することに。さっそく3人でいろいろ調べ始めるが、なかなか答えに辿り着けない。そんな中、マックスの父親が大切にしているドローンを使って近所の女子高生たちを覗き見しようと思い立つ3人だったが…。(オールラインシネマより)

「グッドボーイズ」の評価 ★4

好き嫌いは分かれるだろうけど、この路線が好きな人には文句なく見て欲しい。

加点ポイント①安定の童貞もの

「童貞成長ものにハズレなし!」が信条なので、この映画もご多分に漏れず。
「40歳の童貞男」や「スーパーバッド 童貞ウォーズ」、「アメリカン・パイシリーズ」、「ガール・ネクスト・ドア」、古くは「超能力学園Z」等々、枚挙にいとまがないくらい名作揃いです。まさに童貞万歳な感じ。
誰もが通る通過儀礼ですからね、脱童貞・脱処女は。共感して当たり前。友達なら当たり前。


トゥナイト2や平成女学園、水着でキスミーをドキドキしながら見ていた時代を思い出すわけですから。
これら映画の共通点は下ネタでバカバカしくも、「思春期に少年から大人に変わる~♪」瞬間のノスタルジーに舞い戻れるって所。
人生の今の立ち位置なんかも振り返れたりもするのでちょっと切なくもあり。
スマップの夜空ノムコウを歌った後みたいな感じになってしまう。

少年の冒険成長物語と言えば、ほとんどの人は真っ先にスタンドバイミーやグーニーズを思い出すだろうけど、それに下ネタを加えた感じ。
プロットは一緒だから安心できますね、ある意味。

加点ポイント➁安定のセスローゲン

本作以上にお下劣なソーセージパーティ制作陣、セスローゲンが関わってるんだからそりゃ期待通りの出来栄えですね。


セスローゲンは私の中でポールハギス辺りと同格。
名前だけで観たいと思う稀有な存在。
スーパーバッドも面白かったしね。

ちなみにソーセージパーティーは六本木ヒルズで深夜見たけど(多目的トイレは使ってません)、まさに深夜のノリでしか見られないどぎつい下ネタオンリーの過去最低(誉め言葉)のアニメ映画。こちらもぜひ見て欲しいです。

その他印象的な加点ポイントとまとめて箇条書きで

  1. 女子高生が全力で少年たちを追うところ
    あれ、どう見てもターミーネーター2でT1000が追ってくる走りだろw
    もしくはストマックが走ってるところか…
  2. 喧嘩別れした後、3人別々の道で帰ると見せかけてめっちゃ近い距離にいるシーン
    この辺がうまいなあ。子供以上、大人未満の描き方の素晴らしさよ。
  3. 肩が脱臼した友達の口を押えるために大人の猿ぐつわをはめるシーン
    ほんとしょうもないけど…好きだわ。
  4. 主人公のうちの一人の親がどうしようもなく変態な件
    各種大人のおもちゃを取り揃えている親の私物を、その使い道を知らずに3人組が色々と使用するシーンが秀逸。
    人によっては嫌悪感だろうけど私のように中二レベルのアラフォーにとっては笑いが止まりませんでしたね。
    父親愛用のダッチが高速道路でご臨終するシーンもなかなか印象的。
  5. ショッピングモールにいくために高速道路を3人が横切るシーン
    危険すぎます…あのシーンだけはなんか納得いかなかったな…
    部族がバンジーを飛ぶ儀式みたいな度胸試し的な感じで描いたのかもしれないけどちょっと違和感が。
    先ほどのダッチちゃん交通事故ありきの展開なのかな…
    少々強引なシーンでここは勿体ない。
  6. ドラッグのふたが開かない問題
    子供が誤飲しないように押しながら開けるってやつですかね???
  7. 性・アルコール・ドラック・離婚 「ザ・US」って感じのネタ満載
    特に3人組の黒人の親が離婚するシーンはなかなか考えさせられます。
    親が別々になれば誕生日も2回別々に祝ってくれるから楽しいぞーっていう話、他の映画内でも聞いたことがあるような…
    色んな経験を乗り越えて大人になっていく様を、結構短い上映時間の中にテンポよく詰め込んだのは脚本が良くできてるから。
  8. クラス内のヒエラルキーについて
    これはアメリカ青春映画では切っても切り離せないところ。
    日本以上に、イケてるチームとそれ以外の差がはっきりしてるのが印象的。
    仕切ってる金持ちが中華系なのも時代です。
    主人公の初恋の相手もヒスパニック?なのも時代を投影。
    そういえば、ビール4口以上飲めば大人ってのも笑ったな。
    あと、あの風紀委員的な集団って本当にあるのかな?
  9. 3人が冒険を経て、別々の道に進むシーン
    この描き方が本作では最も秀逸だった気がする。
    ただ、友情を再確認して大人になった!…じゃなくて、大人になる過程においては、ずっと仲良しズッコケ3人組じゃいられなくて、それぞれの道を歩まないと進めないんだよ、大人って!…っていうメッセージをこの3人が早めに感じたのが見ている側をハッとさせるというか。それぞれの道に行っても定期的に集まろうな…的なことを話すんだけど、それってバチェラパーティー終わったあとのセリフじゃね?的な。もうハングオーバーしちゃってるよ、この歳で…みたいな。
    このシーンで前出の通り、俺の頭の中ではスマップの夜空ノムコウがかかってましたよ(笑)
  10. 子役がお上手
    ルームに出ていたジェイコブ・トレンブレイはじめ上手ね。ルーカスの歌声も良かった。吹き替えだったら知らん。

まあ、どぎつい下ネタ満載なので付き合い始めの純朴カップルは気まずくなるのでおススメしません。
大人のおもちゃ総出演で健全なデートムービーでは無いが童貞君の成長譚として非常に満足度は高い映画。
この手のアメリカ映画、ハズレ無し。おススメの一作です!是非!

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