★5(人生一度は観なけりゃ損!) アクション

【Mr.ノーバディ】★5の感想「いちいちオシャレすぎる洗練されたアクション映画」

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前評判が良かったMr.ノーバディを鑑賞。
有名な役者は出てないけど、そんな作品の評価が高い時こそガチ評価で狙い目なので…

あらすじ

郊外に暮らす中年男のハッチは、自宅と職場を路線バスで往復すだけの退屈な毎日を送っていた。地味で特徴のない彼は暴力や衝突を避けて平和的に生きようとしているだけなのに、ついには妻にも息子にもバカにされる始末。そんな時、バスでチンピラ・グループと遭遇し、いよいよ理性のタガが外れてしまうハッチだったが…。(オールラインシネマより)

「Mr.ノーバディ」の評価 ★5

ほぼ完ぺきなアクション映画。
ひとりでも多くの人に観て欲しい一作。

加点ポイント①派手なアクションじゃないのに、『つかみはOK!』なオープニング

大抵のアクション映画は冒頭に派手なアクションをぶちかましてくるんだけど、本作はうだつの上がらないサラリーマンの平凡な毎日を細かいカットとBGMで一気に観客を引き込んでいくんだから『参りました!』の一言。
金かけたアクションやCG使わなくても魅了できてしまう良いお手本。
この冒頭のシーンだけで主人公の背景や心情を把握させてしまうんだから大したもんだ…
ここだけでこの映画の未来は約束されたようなもんだよ。

加点ポイント②音楽がシャレオツ

多分世代的には50~60代がピンポイントなのかな?
アラフォーの俺には知らない名曲が多かったけど「What A Wonderful World」なんかはさすがに聴いたことあるし他の映画でも使われているからテンション上がるよね。
世代じゃなくても『センス』を感じさせる選曲にしびれましたよ。

加点ポイント③老人ホームに入ってる親父が強い

主人公の親父も元FBIで老人ホームに入ってるけど実は強くてヤベー奴というギャップ。
主人公の息子もギャップありだったがこの親父も負けてない。
あのバックトゥザフューチャーシリーズのクリストファー・ロイドってのもアラフォー世代には感涙もののキャスティング。

実は親父も強い映画といえば、最近見た中では『エンド・オブ・ステイツ』のニックノルティかな。
あれも爆弾魔でやばかったね(笑)

ちょっと意味合いは違うけど、古くは『インディージョーンズ最後の聖戦』でハリソン・フォードとショーンコネリー親子が奮闘していたのを思い出した。
『ジュニア』って呼んでたのが印象的。

一見しなびた親父が実は強いってパターンはいつの時代も胸アツですな。

加点ポイント④平凡な中年男がキレて強くなるのは定番のカタルシス

良くも悪くも中年オヤジがキレてくのは爽快。
フォーリングダウンのマイケルダグラスのキレっぷりも大好きだけど、本作のボブ・オデンカークも負けてない!
知らない役者だったから変な先入観無しで見られたのも良かったかもしれない。
例えが微妙だけど、無名のサンドウィッチマンやミルクボーイを初めてM1で観て一気にファンになってしまった、そんな感じ。

リーアム・ニーソンはじめ、この年齢の俳優陣のアクションを見られることに高齢化社会の明るい未来を重ね合わせます。

加点ポイント⑤印象に残るシーンのオンパレード

『これ、イケてるシーンだろ!』ってイチイチ見せつけられるシーンが悔しいけどその通りイケてるんですよ。
数打ってくるボケの精度の平均点が高い真空ジェシカみたいなもんだわ。

ストローで気道確保のシーンや、『ユリアン』の字幕シーンの出し方とか、戦闘前なのに律儀にオーナー専用の駐車スペースに停車させるシーンとか、ちゃんと宣戦布告して実にフェアに戦いを挑む設定とか、完全無欠のヒーロー感はあえて出さずにちゃんと『痛み』を伝える感じとか、自分語りをしてると相手がその間に死んでしまうシーンとか…

ほんとイチイチ癪に障るくらいシャレオツなシーンなオンパレードで満足度が高杉晋助。
ジョンウィックの脚本家ってことで納得。

減点ポイント:息子と娘の反応が…

5点つけたんで減点はほとんど無いんだけど、唯一気になったのは情けない父親からヤベー父親を見せた際の子供たちの反応がもう少しあると良かったかな。
妻のリアクションシーンはあったけどねえ…

口コミ

井上順さんもおすすめです!

兎にも角にも騙されたと思って一度見て欲しい映画です。
恐らく続編がありそうな予感…

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