評判が高かった『プロミシング・ヤング・ウーマン』を鑑賞。
2020年のアカデミー脚本賞を受賞しましたね。
作品賞、主演女優賞(キャリー・マリガン)、監督賞(エメラルド・フェネルノミネート)等にもノミネートされ、話題の1本だったのですが…
結論からすると期待値の上を超えていくことは無かった凡作に感じました。
『プロミシング〜』期待外れもいいとこだった。やたら思わせ振りな映像とストーリー展開。俺的にはダメダメ。昨年度アカデミー賞主要5部門ノミネート、脚本賞受賞だって⁉️ビックリだわ❗『Run/ラン』はサイコキラー・マザーと車椅子の娘の闘いをシャープに描き、まだしも良かった。 pic.twitter.com/eG7h3u1lxE
— 池島ゆたか (@0an4d013325195k) May 9, 2022
あらすじ
元医大生のキャシー。かつては輝かしい未来が約束されていたはずの彼女だったが、ある事件をきっかけに医大を中退し、今ではカフェの店員として平凡な日々を送っていた。その一方で、夜ごとバーに繰り出し、泥酔したフリをしては、良からぬ企みで寄って来た男たちに容赦なく鉄槌を下すという過激な行動を繰り返していた。そんなある日、カフェで大学時代の同級生で小児科医となったライアンと偶然の再会を果たすキャシーだったが…。(オールラインシネマより抜粋)
「プロミシング・ヤング・ウーマン」の評価 ★3(ネタバレあり)
オープニングのクラブのシーン、わくわくするような期待が持てる感じだったのに…最終的には…うーん…
(上映時間113分)
ポイント①旭川の女子いじめ事件を思い出した
主人公が、レイプされて自死した友人の件を問い詰めた際の学長の言葉「前途有望な青年の人生を潰せと?」
最近聞いたセリフだな…
旭川の中2女子いじめ死事件で旭川市教育委員会が学校教員や市教委職員の懲戒処分を検討する、と。遺族は当時の教頭の「1人より10人の未来が大切。加害者にも未来がある」との発言を忘れていない。隠蔽しか考えない教育現場と被害者の地獄。追い詰められてやっと“やる気”か…https://t.co/FR505kAu09
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) April 22, 2022
胸糞旭川事件の教頭の言葉でしたね…
日米、というか世界中でこんな風に考えてる教育者がいることに考えさせられます。
でも、今に始まったことじゃ無いけど、こんなシーンは。
ポイント➁主人公のキャリー・マリガン、30歳には到底見えない問題
さすがに無理があったよ…
撮影当時35歳くらいだったんだろうけど、ほうれい線とか皺とか諸々30歳は設定ミス。もしくは配役ミス。
キャリーマリガン自体は良いんだけど、なにぶん違和感が残って集中できなかった。
劣化とは言わないけど、今時の若い35歳に比べるとあと10年もしたらどうなってしまうんだろう…
兎にも角にも本筋とは離れたところで観客の意識を逸らしてしまうのはよろしくないなあ…
『プロミシングヤングウーマン』のレビューで「キャリーマリガンが老けておばさんにしか見えない」というのを見たんだけど、確かにドライブの頃から想像できんくらい老けてるな
10年も経つから当たり前だけど、マジで可愛かった pic.twitter.com/GWIj1EJw5i— 僕 (@ika_0302) July 17, 2021
プロミシングヤングウーマンの感想漁ってたら、キャシーてあれ30歳の設定なの……?40くらいだと思ってた……外人老けてんなー……そりゃ日本人がキッズに見えるわけや……
— 🐰 (@spicatoon) May 14, 2022
ポイント③親友…というか恋人を追い詰められたことに対するよくある復讐劇?
主人公キャシーがあそこまでの復習に命を懸けるってのは、単に親友の域を超えた恋人級の存在であったからこそ。
そう考えると、単に恋人を実質殺されたパートナーの復讐物語に落ち着くわけで…
復讐モノ映画ってたくさんあるし、それらと比べるとアクションは弱いし、残虐シーンは無いし、スカッともしないし、かといって嫌ミス的でもないし、そこそこの爽快感で終了ってのが私にはどっちつかずで消化不良。
キルビル級の復讐モノを期待していたので壮大に肩透かしを食らいました。
勝手に期待した私が悪いのですが…
もちろんこの題材をポップに極力悲壮感なく、時にはユーモアをも交えて魅せる手腕はうまいんだろうけど(だから脚本賞…)…じゃあ、突き刺さったか?といわれれば「否」でした。
ただ、つまらないわけでも無いし印象的なシーンもあるし見て損はしないけど生涯ベスト100には入らない映画でした。
TOHOシネマでプロミシングヤングウーマン
キルビルっぽさもあり(大好き)痛快復讐劇と思わせてめちゃくちゃ苦いものが残る
憎しみが毒になってキャシーの全身に回ってしまった
そこからのTOXICとか曲の使い方がよい(パリスヒルトンのあの曲も!)
君は完璧なのか?ってセリフがすごく頭に残ってる pic.twitter.com/jAl9sw7Qf6— たまご (@miyuo318) July 17, 2021
ポイント④エンディングに流れる「angel in the morning」が最大の山場
ラストに流れた曲、シャギーの「エンジェル」の元歌だったのね…
キャリーマリガンの「プロミシングヤングウーマン」観た。面白かった!juice newtonのangel in the morningが流れるラスト5分で一気にもっていったね。シリアスなテーマなんだけど説教臭くせずエンタメ的な作りにしてるのがすごい。面白かった
— Creep (@rnrimg) January 8, 2022
大学生だった時、シャギーのアルバム「ホットショット」を購入しておきながら知りませんでした…恥ずかしい…
そりゃ、あの時エンジェルをエンドレスで聞いてたんだからこのエンディングにやられるのは当然。
いい曲だよなあ…この映画のエンディングにもふさわしい…テンションが一番上がったなあ…
なんとか間に合って行けました♪帰りも1時間以上車が出れない大渋滞だったけどやっぱり生のシャギー⤴︎Angel聴けて最高だったよ〜😊🎶夢中なって動画1つしかないけどお土産どうぞ♪♪ pic.twitter.com/635wjwknqO
— mahana (@maminOwa7) July 22, 2017
クチコミ・感想
『プロミシング・ヤング・ウーマン』
結託して悪事を揉み消す男達の姿があまりにも胸糞。
この内容を、10代でも楽しめるようなエンタメに仕上げたラッピングの巧みさに唸りました。
多くの若い人に観てもらいたい。 pic.twitter.com/KOfEFBvRYQ— ににこ (@mogumogu_carrot) May 22, 2022
日本映画界の性加害、暴行の加害者の
「昔の事で覚えてない」「事実と異なる」「酒の席の事だから」「若かったから」「同意してた」「直接関わってない」
という言い訳は『プロミシング・ヤング・ウーマン』に登場する自称"善人"共のセリフと同じなんですよね。— まー🧜 (@marthisistheway) May 19, 2022
プロミシング・ヤング・ウーマン
久しぶりに映画館にて🌱
やはり圧巻でございました…
今後これ以上の作品に出会えるのかな、私…キャシーの生き様を見るたびに、自分が生きてる世界というものを感じる
キャシーはどこまで自分の意思で動いてたんだろう…誰よりも重い十字架を背負ってる姿が切ない pic.twitter.com/8MbXi132o9
— ユイ・バーナム (@kuchibuewa_naze) May 22, 2022
『プロミシング・ヤング・ウーマン』を観る。全てにおいて直接的な描写がないからこそ、そういうシーンの色んな映画を思い出してものすごく気持ち悪くなる。そこそこいる登場人物みんなのクズ発言に主人公の台詞。「愛する人だと見方が変わる」「二度と連絡してこないで」のシーンの鳥肌よ。 pic.twitter.com/Q9on0QxWMK
— ズシみ (@5zuso) May 19, 2022
町山さん、プロミシング・ヤング・ウーマン評でこんなこと言ってるんだよ。
これが友人の園子温のこととなると、「有望な芸術家の将来をあなたは潰せるの?」と平気で言ってしまう。
映画みたいに罰を受ければいいのにね。町山智浩『プロミシング・ヤング・ウーマン』を語る https://t.co/DL6AQbDxq3 pic.twitter.com/KcHSlsQB4z
— 僕 (@ika_0302) May 22, 2022