カーヌスティの悲劇って何?
元慶応高校ゴルフ部としてはゴルフのメジャー大会は毎回見ています。
7月20日~23日に全英オープンが開催され、松山英樹のメジャー初制覇がかかっていますのでまた寝不足の日々が来てしまうのですが…
ちなみにブックメーカーのオッズではジョンソン、マキロイ、スピース、デイについで5番目です。
今回の開催地は『ロイヤルバークデール』
過去9回実施され今回で10回目になります。まあ非常に難しいコースで有名で強風やうねるグリーン、深いバンカーの点在等々屈指の難易度です。んで、このロイヤルバークデールに匹敵する難しいコースが『カーヌスティ』なのです。世界で難易度ベスト5のコースに入ると言われています。過去7回の全英オープンが実施されています。
1999年全英オープンがカーヌスティの悲劇と言われる
主 人 公:ジャン・ヴァン・デ・ヴェルデ(フランス人・33歳)
実 績:欧州ツアーで1勝しただけの無名選手 超ダークホース
サブキャラ:ポール・ローリー(実はこの人がこの大会の優勝者)
舞 台:カーヌスティ最終18番(パー4)
物 語:深いラフにウッズ等が苦しむ中、ヴァンデヴェルデが最終日
首位に立っていた。この大会での彼は神がかっていた。
パットが好調で17番終了時に2位に3打差をつけていた。
誰しも彼の優勝を疑わなかった。しかしここで誰もが忘れられない悲劇が起こる。
18番詳細:1打目 ティーショットをアイアンではなくドライバーで右に
大きく曲げ隣のホールに行ってしまう。
2打目 グリーンを狙うも観客席を直撃して深いラフに入れてしまう。
3打目 ラフからダフッてクリークへ。ここで裸足になってクリークに入り水切りショットを試みようとする。
しかし冷静さを取り戻し断念。一打罰を払う。
5打目 バンカーに入る。
6打目 バンカーから6オン。
7打目 なんとかワンパットで沈めトリプルボギー。
プレーオフ:ここまでたどり着いたヴァンデヴェルデに余力は無く、地元ポールローリーが優勝!
歴史に残る大逆転負けを喫した。
ポイント :ヴァンデヴェルデの悲壮感あふれる表情。
ポリシーを通して18番でドライバーを握った潔さ。
ユーチューブ動画をリンクするのはアウトなんで是非調べて当時の様子を見てください。
スポーツの魅力がつまった一生忘れられない物語を目撃できます。
大学生の頃に見てたけどもう釘付けでした。
今、彼は51歳、ツアーに出てませんがユニセフ大使をしてます。
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