息子を慶應義塾横浜初等部合格に導くまで ㊻子供に勉強を教える際、怒ってしまうご両親へ




慶應義塾大学経済学部教授、坂井豊貴氏の子育ての話

時々『オイコノミア』っていう又吉司会のテレビ番組を見るのですが、そこに出演していた坂井氏の話が面白く興味を持ったため、彼のブログを閲覧。
そこの子育てに関する記事があり、お受験に関わる親御さんには共感を得る部分があるのではないかと思いご紹介。

『子供に勉強を教える話』っていう記事にて

ちょっと長くなりますが以下その引用。

親が子供に勉強を教えるときの最大の問題は、怒ってしまうことだ。
とにかく腹が立つ。多分これは、わたしに特有のことではないと思う。
だから塾講師は、塾のほうがよいと言う。
だが塾講師は、わたしほど学習にコミットしてくれるだろうか。
わたしほど、この子たちを教育する強力なインセンティブがあるとは思えない。

だが出来ないと怒ってしまう。
わたしが怒ると、息子はびびって泣き、娘は「お父さん怒らないで」と注意する。
わたしは注意を一応きくが、なんせ親のほうが子供より立場が強いので、怒り続けることはできる。
そんなことをしても誰も得をしないのだが、自制だけでは自分をコントロールできない。

わかります。

とにかくお受験の勉強につきあうのは忍耐力がいります。
私も毎朝6時に起きて公園で縄跳びとかボール遊びの相手して、会社に行く7時40分までペーパー試験対策の問題集を一緒にやって・・・とかの生活だったんで疲れました。

だから極力お受験教室の先生に任せた方がこちら(親)の精神衛生上良くなることは多々あるかと。
教授のブログでインセンティブ云々の話が出てますが、これは先生からすれば『生徒による!』という所が素直な所かと思います。
実際に教室で感じたのは、教室の実績につながりそうな出来のいい生徒には力を入れ、そうでない生徒にはそれなりの対応しかしないということです。

正直、主に通った2つの教室は個人教室ということもあり、先生のキャパを超える生徒がおりました。
こちらが個別の特訓をお願いしたくともなかなか時間を取ってもらえず・・・
特にうちの子供は成績が悪く期待もされていなかったと思うので先生にとっても優先順位は低かったはず。

向こうも商売でやってる以上、選択と集中の元、合格可能性の高い生徒に力を入れるのは当然と言えば当然なのですが、もうちょい生徒数を絞った受け入れをして個別の対応をしっかりしてくれという声も親御さんの中からはちらほらありました。

まあそれをしたら、うちの子がそもそも教室に入れなかったかもしれないというジレンマは発生するのですが。

ちょっとまた脱線してしまいましたがお受験において子供に怒ってしまうことは多々あるわけで。
そんな中、教授は以下のような解決策を見出します。

そこで今日は娘の発案で「一回怒ると、お父さんの顔に一回ボールペンでシワを描く」ということになった。
怒るとボールペンでほうれい線をえぐられるのだ。
よくこんなことを思いつくものだと感心するが、このような発案をさせる程度には、わたしたち親子は問題を共有できている。
油性マジックだと明日の仕事に差し障りが出るので、ボールペンが最適ということになった。

この約束のもとで、わたしは今日一度も怒らずに済んだので、よい制度が導入できたと思う。
制度なしで制御できる自分になれたらベストだが、これでセカンドベストである。
 

一見すると他愛もない解決策かもしれませんがこのやりとりには次のような効用を示唆してるかと。

  1. 親は完璧でないということを子供に理解させる
    子供からすれば親はなんでもできる存在のように思っているかもしれませんが、実際はそうではないんだよと伝える事も大事かと。
    親の気持ちを素直に子供に伝えることで子供なりに考えることもあるだろうし。
    完璧ではないからこそ努力する姿勢、解決策を見出す姿勢を見せる事が重要かと。
    お受験で子供と共に親も成長するというのはこういう点からも見えてきそうです。
  2. 妥協案を提示させる
    お受験をやってるとどうしても『合格』、『不合格』のどちらかにはっきりと線引きされるので、『0』or『100』の極端な思考回路になりがちかと。
    でもそれでは生きていくうえでも大変なので妥協案・折衷案が必要になってきます。
    お受験がそれを子供に学ばすいい機会だと思います。
    できる事、できない事が図らずもはっきりしてしまいますし、5歳くらいの子供が過酷にも全国順位を出されたりするわけですからそりゃ可哀そうな面もありますよ。
    そんな中で妥協する姿勢、セカンドベストを提示するというのは子供にとっても、親にとっても肝要なことではなかろうかと。

    セカンドベストな考えができればお受験に仮に失敗しても後悔の度合いは少なくなるでしょうし、子供を否定することも無くなると思います。

教授の様に、頭のいい人は理論的に自分の感情の源泉を分析してその対策を立てていけるから羨ましいねぇ・・・
いずれこの人の本を読んでみよう。
子育て体験本とか出してくれたら面白そうなのに。




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