エッセイ…のようなもの ⑩リトバルスキーの指摘がごもっともな件




日本にストライカーが育たない理由

 

「一番大事な仕事への“言い訳”を探すようになる」

サッカーのリトバルスキーが日本サッカーに向けて放った言葉。
更にこう続く。

「結局、中央でプレーするMFは、環境に適合しようとするタイプが多い。でもアウトサイドの選手は、1対1でしっかり相手と闘わなければならない。またストライカーは、パサーに対して責任を負う。そこでみんなを怒らせてはいけないと、リスクを冒すのが怖くなる。そして点が取れなくなると、その分を他のことで補おうと考えるようになるんだ。前線から守備をしたり、周りを活かそうとしたり……。一番大事な仕事に対する“言い訳”を探すようになる」

リティすごいわ、サッカー素人の俺でもその通りと納得させられる。
『俺は守備に献身的だから』『パスも出せるぜ、俺』みたいなエクスキューズはストライカーにいらない。攻撃100、守備0でも点を取ればOK。それが仕事だから。後ろには守備100の人たちがいるんだから任せればいい。極論だけど。

いまだに日本人は『横断歩道、みんなで渡れば怖くない!』っていってみんなで交通事故にあってる感じ。進歩が無い。横並び至上主義。
以前に中小企業にも大企業にもいたけど、新しく提案すると、上は大概否定的な観測から入る。んで提案するのが馬鹿らしくなって社蓄化していく流れ。

リティの言ってるみたいに、失敗したら責任を負わせるのは当然だけど、その分チャンスを与えてチャレンジすることに萎縮しないような環境づくりも大事な訳で。
よく言う加点方式とマイナス方式の考えの違いにも通じるのかな。日本は失敗したらそこで終了、出世も無い。だから無難に行動。失敗よりも成功のポイントで加点されれば失敗は恐れなくなるはず。

結局上にいる人が能力無いと自分の地位を脅かされたくないから下の人に成功されては困るのかね。

もちろん年功序列や協調性を大事にする民族性が日本の国際的地位を高めてきた事実はあるのかもしれないけど結局それも限界が見えてきてるし。少なくても日本サッカーの点取り屋に関してはずっと課題を抱えてるのは事実なわけで。社長はビジネスモデルさえ作っちゃえば働かなくたっていいけど、その下の司令塔であるべき役員・管理職レベルが仕事しないで暇なケースが多いからね。高給に全然見合ってない。海外はそういう人たちこそ良く働いてるから差が出る。
私も以前会社で注意されたけど小手先の仕事で満足しがちになる面が結構あるんだよね。それで仕事した気になってるってね。結局それもリティに言わせりゃ言い訳なんだよね、反省。

お受験でも協調性が重要視されて、集団観察でもチームのために何ができるか考えることが意識付けられてる。その事自体は別にいいんだけど、その延長で出る杭は叩く流れになってると伸びるはずの子も伸びないだろうし。要は相手が自分と違ってもそれを許容する人間力、尊重する姿勢を教えないと駄目なんだよなあ。マイノリティ、障害者に対しての話にもつながるかもしれないが。

リスクに対する成功の対価が低いのも日本は問題だよね。スポーツ選手の年俸が低いのもそうだし(厳密にはもらうべき活躍してる人がもらえず、それ以外の中途な選手がもらいすぎな構図)、青色LEDの中村先生の対価とか、オリンピックメダル獲得選手への扱いの低さとか。それだけ低けりゃそりゃやる気も出ないし世界にいっちゃうよ。

とりあえず今までみたいに他の事で補って結果が出てれば旧態依然とした日本的な発想でいいんだろうけど。国際的地位が沈下している現状ではマインドも変えないと更に取り残されていくんじゃないのってことを外国人からの指摘で学んだって話でした。




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