【2018.3.28NHKノーナレ】日本初の臓器売買事件・病気腎移植で有名になった万波誠医師が今回の主役!




2006年の臓器売買事件で有名になった万波誠医師が主役!

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ノーナレ、相変わらず目の付け所がいい。
これならNHKに金払っても惜しくない。
25分番組だけど濃い~わ。

2006年の宇和島臓器売買事件とは

この件はかすかに記憶にあったけど詳細は覚えてませんでした。
以下Wikipediaより抜粋。

2006年、万波が執刀した生体腎移植に関連した臓器売買事件が発覚した。
その後の裁判の過程で2人の被告は「万波先生には初めから他人であること、対価についても話をした」などと万波が事前に臓器売買を知っていたことをうかがわせる供述をしたが、万波自身はそのような事実は一切ないと否定し責任も問われなかった。

結論から言えば、万波医師は逮捕も起訴もされず無関係でした…

この事件があって、その後に病気腎移植問題が発覚した訳で。

以下病気腎移植問題とは…Wikipediaより抜粋。

臓器売買事件の報道が過熱する中、癌や肝炎、腎炎などの疾患に罹患している第三者から腎臓を摘出、これを腎不全患者に移植していたことが、調査により発覚した。いわゆる病気腎移植問題である。

こっちの方が記憶があって、週刊誌も万波医師のことを『人体実験大好きな狂気のドクター 』的に煽ってましたな!
猟奇的だとか、腎臓狩りだとか、悪魔の医師だとか・・・

当時のニュース報道も『病気の腎移植を敢行するなんて考えられない!』なんていう関係者の声ばかりを取り上げ、世界では常識的なこの移植方法を全く否定したものばかりで。

当時認められていたのは家族や親族からの生体腎移植と、亡くなった人からの死体腎移植のみ

確かに当時の日本国内では病気腎移植は移植の標準的ルールに定められていない医療ではあったらしいが。
切り取られて捨てられる運命の病気の腎臓を、がん細胞部分等の病理箇所を切り取って使う方法だったけど、またレシピエントの体で再発するかもしれないリスクは十分説明したうえで、それでも移植待ちで神にもすがってた患者にとっては希望する人は多かったのもうなずける話。
当時の報道は一方的だった面は否めない。

ノーナレは色んな関係者が出てくれるから面白い

正直、事件の詳細・是非については素人の俺がどうこう調べても解かりかねる話ではあるし、番組自体もそこを徹底的に追及はしていない。
この番組が成功してるのは、関係者の短いインタビューの中でその人たちの素性が垣間見れる事。
結構フェアというかフラットなインタビューだしナレーションが無いから見る側もフラットな状態で判断できるのが良い。

万波医師を批判した当時の日本移植学会副理事長大島伸一もインタビューされているが、えてして今回のような万波先生側からの視点に立った番組構成では敵役にされそうな所も、決してそうなっていないのは好感が持てる。

作り手の恣意性が感じられないのが現代においては特に新鮮。

大島理事長はただ、前出の生体腎移植と、死体腎移植以外の認められていない第三の移植をしていた万波医師を非難していただけだと。

77歳の今も現役で医師を続けている。

未だに毎週腎移植手術を行っている万波医師。
この人が悪魔の医師か赤ひげかは知らないが、少なくともテレビで放送されていた患者さんと軽口を言いながら診察をしている様子は決して悪魔には見えないだろう…

患者からすれば万波医師が悪魔であろうとなんであろうと腎移植で救ってくれればいいわけでそのような患者も多くいるのも事実。
データでも病気腎移植と生体腎移植の場合、ほとんど変わらない生存率を誇っていることからも結論は出ている訳で。

で、去年、病気腎移植も先進医療に認められたという…

万波医師からすればこの12年はなんだったんだろうね、って話だろうけどそんなことはおくびにも出さず、ただ飄々と現在も手術をしている姿がかっこいい。やっと時代が追いついた印象。
敵だったはずの大島先生へも『事務方ではなく、現役に復帰して欲しい』なんて余裕のエールを送ってましたね。

そもそも敵なんて言う感覚もなく、ただ患者を救ってただけなんでしょうが…

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