【2018.1.7 ザ・ノンフィクション】世界のモギ!66,000キロの旅 ~クロマグロを本気で増やす方法~前編を見る!




世界の茂木陽一とは?

釣り師の中で世界的に有名な『世界の茂木』こと『茂木陽一』さんが今回の主人公。
初めて私も知りました。『茂木淳一』かと思った。
ちなみにスキージャンプペアの実況の人ね。
この季節なんでそろそろ見たくなりますけどね。

予告編でぱっと見た感じはこの茂木陽一さんの面白いキャラクターに焦点を当てたドキュメンタリーかと思いきや、意外に真面目なマグロ保護の話だったので番組に惹かれていきました。

茂木陽一

250年続く農家の長男で生まれた茂木さんは東洋大学中退後職を転々と…
20代前半でギャンブルで借金まみれになり、その後足を洗って25歳で結婚することに。
その際、嫁の実家の沖縄に挨拶へ行った時に初めて釣りにハマってしまう。
その後、釣りに狂って愛想をつかされ離婚するというなんとも破天荒なお方です。
釣りバカ日誌を地で行ってます。ダメサラリーマンだったと自ら言ってました。
美味しんぼの山岡タイプでしょうか。

居酒屋で49歳の時にアルバイトしていた際に知り合った19歳の女子大生と付き合っていたとも。
ちなみに現在63歳。自宅マンションの1階に構えた釣具店で生計を立ててます。
ただしほとんど遠征でいないので、たまに店に現れても何をしていいかわからないらしい。

この辺りの話だけでも番組1本取れそうなんですが、今回は年々漁獲高が減っているマグロの保護についてがメインテーマ。

海外97カ国を遠征し、国内外で600回以上遠征している釣りバカ茂木がある一定の高みに到達した時、絶滅危惧種のクロマグロを巡る日本の対応に怒りを持ち保護活動を始めたとのこと。

クロマグロが取れなくなった理由…

一番の理由は巻き網での捕獲だそうです。
6割がこの方法で捕られてしまう。
特に夏の産卵期前のマグロを太平洋で一網打尽にかっさらってしまうので漁獲高が激減!

しかもこの時期のマグロはマズイのでセリでも売れ残ってしまうらしいです。
養分が白子や卵にいくので脂が乗らず。でもこの時期が一番漁獲量が多いという…
なんでもマグロに赤い糸くずみたいに見える血栓が残ってしまうらしく…
今度スーパーで見てみよう。
んで、大量に取るから値崩れもしてしまうという悪循環…
あと巻き網だと一本釣りと違ってバタバタ暴れながら死ぬので身体が焼けて血が全身に回って刺身に向かず。
一本釣りは船上ですぐに内臓も捌くのでそのような事もなく。

面白かったのは市場の人の話。
この時期に『本マグロ大漁!』と新聞に乗るとお客のホテルから電話がかかってきて『大量なら安くして!』との交渉が。
『でも、もし納品しても返品レベルにマズイ代物しかありませんよ!』と毎回説明しているそうです。要は供給過多の状態。
安くなるのは巻き網だけで、1本釣りでのマグロは高値安定で安くならない。
マグロからすればいい迷惑だね。
子孫は残せないし、大事に食べられもしないし…

じゃあ制限しろよって話ですがなかなか進みません。
番組では水産庁へその辺の話を聞きに行くも、産卵期の巻き網での捕獲はクロマグロが激減したこととの科学的根拠が見つからず関係ないとの見解。それよりも卵を保護するよりマグロを子供を保護する方が資源回復するとのこと。

でも結果出てないじゃん…て話ではあるのですが。
ちなみにマグロの卵はいくらとかと違って価値が無いので養殖の餌にするくらい。
だから産卵期に取るメリットが無いんですね。

当然他国では制限をかけてます。おかげで大西洋では増えてるんすね。
未成魚の禁漁、漁獲枠の大幅減少、メキシコ湾の産卵場の全面禁漁等で。
太平洋の40倍いるってのがすごい。それだけ太平洋では何もされて無いに等しい。
じゃあ大西洋の漁師はそれで苦しんでいるかといえばそうではなく、値崩れせずに値段が安定するためむしろ歓迎している様子。
ノースカロライナの漁師は900万の年収あるってインタビューで話してました。

なんで水産庁は巻き網漁を否定しないか???

ネットで探すと、国際漁業資源に詳しい学習院大学教授の阪口功氏がこんな話を。

「巻き網が資源悪化の要因を作っているのは誰の目にも明らかなこと。
しかし水産庁がそれを認めず、規制を緩くしているのは、巻き網業界が政治力を持っているためです。
沿岸部で曳き縄や一本釣りを行なう人たちは家族経営が多く、ほとんどが零細漁業者。

一方、マグロの漁獲規模が大きい巻き網船の多くは、ニッスイやマルハニチロなど大手水産会社の子会社が操業しています。
また、巻き網の関連団体の役職には水産庁の元官僚が就いているケースが多い。
言ってしまえば、巻き網業界が水産庁の天下り先になっているのが実情です」

なるほどねえと思いながらネットサーフィンで水産庁の人事異動がのってる『みなと新聞』をみると確かに2016年12月19日配信の記事にこんな見出しが。

【役員異動】全まき専務に武井元水産庁参事官

※全まき=一般社団法人全国まき網漁業協会

そりゃ天下り先に不利になる事なんてデータ出せないし言えないわな。
分かりやす過ぎる構図でつまらんくらい。

詳しいことは茂木さんのHPに書いてあるので興味ある人は是非。

ちなみに平成30年1月14日(日)の来週のザノンフィクションもこの特集の後編が放送されます。

【2018.1.14 ザ・ノンフィクション】世界のモギ!66,000キロの旅 ~クロマグロを本気で増やす方法~後編を見る!

2018.01.15

 

 




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