【2017.12.28 TBS】『人生逆転バトル カイジ』を見た感想…最低ラインはクリアかな




カイジに釣られて見てしまいましたが…

カイジは当然マンガで読んでますが、20年くらい前にはまさかプライムタイムでこんな企画が放送できるとは夢にも思えず。
もっとコアな一部のギャンブル中毒者向け漫画のような感じでしたがここまで成長するとは…

藤原竜也主演の映画版カイジで市民権を得たのが大きいのかな。
映画がヒットしてなかったらこの時間帯でできたかどうか…

とりあえず今回使ったセットは同じくTBSの風雲たけし城かサスケあたりで使いまわしできないのかな、なんて思いながら観てました。

ファーストステージ 鉄骨渡り

原作にはおなじみのこのステージ。
正直やらせでも面白ければいいのでヘルメットは着用しないでほしかった。

緊迫感が無くなってしまうので。
身の安全が保障されているギャンブルなんてやってるほうも見てるほうも面白くないんだから、ヘルメットなんかつけちゃダメだって。
落ちたらほんとに骨折するくらいの緊張感持たせなきゃ演出上つまらない。

その辺をどこまで追求できるかが焦点だと思ってたから正直このステージでちょっとテンションは下がった。
あと対人駆け引き要素がゼロだったのがねえ、後ろから突き落とすとか逆に応援するとかドラマが無くただ淡々と渡り切って終わりってのは余りにも能がない。やらせで演出してよ、もっと。
そういうドラマが無きゃ、『東京フレンドパーク』や、『VS嵐』のアトラクションみたいのをアイドルがキャッキャ言いながらやってるのと変わらないよ、画面が弛緩しきってて。

芸人たちが一応爪痕残そうと声出しながら渡ったり落ちたりしてるのもなんだかなあ。
本当は心理描写を描きたいけどなかなかリアルでやるには難しいね。

後、利根川はやっぱり香川照之に過剰にやって欲しかった…

救済1名を決めるシーン。茶番だわ、最初芸人しか前に来てない。
芸人抜きの方が良かったかな???テレビ的なことを考えすぎて逆に白けてしまった。
だったら徹底的に茶番にしたらとも思う、もうそうしたらもはやドラマになってしまいそうだが。

ナレーションが敗者のアピールタイムで『まさに地獄絵図』『阿鼻叫喚』って煽るけど、あれが地獄だったら閻魔様怒るよってくらい温いシーンだった。日馬富士が頭叩き割る密室の出来事の方がよっぽど地獄絵図だろ…

女をアピールする参加者もあの程度じゃダメだって。そもそも不細工だしやるんだったら全裸になるくらいしないと成立しないよ。
この辺で更にテンションが下がってました。

アピールタイムも全然痛みを伴ってないし。
普通に考えたら、勝者にとって敗者復活させたいのは『いかに使えない、今後自分たちの敵にならない』奴なんだろうからそこをアピールすべきじゃ無いの?わざと腕の骨を自分で折って不利な状況演出させるとか…耳を削ぐとか色々アピールすることあるじゃん。
圧倒的にダメ、ヌルすぎ。
脱落者の後日インタビューで『お金のありがたみが分かった』とか『生きる事への執着がまだ自分にあった』とか言ってたけどあの程度の体験じゃ人間変わらないって。ちょっと遊園地のアトラクション行ったくらいだろ。

セカンドステージ 多数決カード

ファーストステージから気になってたんだけどゲームの進め方を説明する黒服がやけにアナウンサーぽくてNG。
番組進行してます!っていう予定調和感が滲み出てこれも緊張感を無くす原因に。
指示はPCの画面で無機質に出すとか録画したものを流すとか他の方法がいいかもしれない。

ここでの見どころは孤児院育ち山根が好感度の低いウザキャラだったこと。
孤児院=応援したくなる要素満載のはずが実はウザめってのはいい設定。
『例えお前が苦労してても別に同情しねーよ』と思わせるナイスキャラ。
そこは良かったね。そもそもあのもみ上げがウザさの証!

時間的制約あるから仕方ないけどもうちょい駆け引きも欲しいなあ。
そう考えるとウルトラクイズみたいに何週かにわけて特番放送するか、1クールか2クールをかけて毎週1時間ずつ放送していくのもありかなと。

地下強制労働施設

この辺になるとものまね芸人伊藤を復活させた理由が生きてくるというか、ある意味ストーリーテラー的様子を内包して進んでいるというか…仮に原作を全く知らない挑戦者がいきなり地下施設に送られてもちょっとカオスな感じになりそうだったし。

あと重労働感もっと欲しかったなあ。
肉体労働するとか、トイレ掃除するとか、牛や豚の解体するとか。
なんか絶望感が薄いよね。内職してる所をリアルタイムにネットで流してても面白かったのに。

ファイナルステージ ペリカ双六

水飲んでペリカもらうとか…ちょっとどうなの?
なんの駆け引きもない芸の無い時間が過ぎてくのがもったいない。
でも最後のリバースには笑った。そこまで計算してのマス目だったらお見事だが。

誰かをスタートに戻すマス目の交渉はまずまず面白い。
なんかロンブーの『not 100』思い出した。淳が出てたら盛り上げてくれそうだが。

血を抜くって言っても単なる献血やってるのと一緒だろ。ボランティア感覚でどうするよ。
圧倒的致死量寸前まで抜いてなんぼだろ。
リメンバー鷲頭。

死のサイコロでは芸人だから『死』が2面あるサイコロ選んだけど素人ならどう選択したか?
でも実はこれって芸人にとっては『死』では無いのがポイント。
その分テレビ的に盛り上がるしその後の芸人人生につながる選択だから100%リスキーでは無いんだよね。
これがオンエアされないなら文字通り『死』だけど。

相手を5マス戻すシーン。
利根川=611万ペリカ
福 田=645万ペリカ
どちらを戻すかの交渉シーンでなぜ福田は『645万ペリカあげるから戻さないで』と交渉したか???
観てる全員が『612万ペリカ』でいいだろうと突っ込んだはず。33万ペリカ=3万円を無駄にした迷シーン。
漫画内ならカイジに怒られるよ…

このステージちょっと長いよね。
途中双六画面上部の黒服がスクワット風に『屈伸』してたのは見逃しませんでした。
『収録なげーなー』とか思ってるんだろうけどそんな1シーンも緊張感無くすからダメだって。
利根川と会長に怒られるよ、多分。黒服もちゃんと緊迫感を持つべき。

そんなこんなでニートチャーハンが200万獲得!

感想

『es』っていう映画があって、看守役と囚人役に分かれて刑務所ごっこを演じていくうちに段々看守がその気になってきて暴力をふるって押さえつけていくというストーリー。実際にもこの実験をしたことがあって確か途中で中止になったんだっけ。

そんな挑戦者間の微妙な心理状況の移り変わりが描かれる展開をちょっと期待したけど厳しいよね、この2時間じゃ。

ニートチャーハンが金貰って『真っ当になります!』って言ったのに対し、カイジものまねが感動というか自分にその言葉が刺さって泣いてたけど、そんな簡単に人間変われないし、どうせ明日にはまたギャンブルしてるんだからそんな涙は無駄だと言ってあげたい。

みんなでライングループ作ってニートチャーハンの就活を応援して終わりってのは、ギャンブル依存症対策としては真っ当な解決方法を提示してて良かったと思いますが。グループで互いに監視の目を向けて更生するってやり方ね。

まあ全体的には次回があったらみてもいいかなという最低ラインはクリアしてました。
あとは集めるキャラ次第と放送時間が欲しい。

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