福岡への飛行機搭乗中につきリアルタイムでネタは見られず
ホテルにて。
ユーチューブでとりあえずウーマンラッシュアワーのネタを見ました。
最近アベマTVのMC番組で宮台真司とか町山智浩をゲストに呼んだり、朝まで生テレビに出演してるのを見てたんで今回の政治ネタが生まれたのはある意味必然だったのかなと。
ネタは小気味いいし『面白い』というよりは自分の言いたかったことを制限時間内に詰め込むだけ詰め込んで、ただただ『圧巻』という感じでした。
ヤフーのリアルタイムのつぶやき見ても『内容が突っ込んでいて痛快』的な意見もあったけど、別にそこまででは無いと思う。
日本は政治の風刺ネタとかに免疫が無いから、ちょっとした内容でも過剰に反応しすぎてる面は否めない。
別にネタを批判してるわけでは無いし良かったと思うけど、正直この漫才を聞いても政権側は痛くも痒くもない内容な訳で。
でも問題提起というか触りの部分としてはつかみはOKってな感じ。
やっぱり日常生活で政治について話すことが日本人は少ないから余計にそう感じたりするのかね。
例えばアメリカ始め、よそではこれよりももっと露骨な政治ネタやパロディやってるし、実際見てると面白いんだよね、やっぱり。
個人的に好きなのは・・・
- ザシンプソンズ(アニメ)
映画も日本で公開され観に行きましたが、いつもテレビ神奈川で放送されてたのを録画してました。
政治ネタはしょっちゅうだし大人が見られる良質のアニメ。
サウスパークも同じようだけど、個人的にはこちらの方に軍配。
-
チーム★アメリカ/ワールドポリス(映画)
2004年公開のマリオネットを使った政治風刺映画。サウスパークの制作陣が作ったもの。
R-18指定なんだけどそりゃ過激です。
絶対日本じゃテレビで放送されない。
ブラックだし残酷なんだけど面白い。 - リンガー! 替え玉★選手権(映画)
知的障碍者になりすましてスペシャルオリンピックに出場するコメディ。
これは政治ネタでは無いが、日本じゃタブー視される題材を取り上げたということで。
ジョニー・ノックスビル主演って時点でやばいのは想像つくが。
でもちゃんと最後はこんな題材でも収まってるんだよね。
確か渋谷の映画館で観た記憶が…
- ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(映画)
これは有名ですかね。
大人二人がホテルで全裸で取っ組み合いしてるシーンは映画史に残る名シーン。
イギリス人コメディアンのサシャ・バロン・コーエンの代表作で見事に笑いと風刺をエンターテイメントに昇華させた傑作。
アメリカでも初登場1位になるくらいヒットしたね。
これも映画館で観てましたが日本じゃヒットしないよね、なかなか。
モンティパイソンやチャップリンより全然笑えます。
日本でもザニュースペーパーとか米粒写経とか鳥肌 実(1回筑紫哲也のニュース23で取り上げられてたなあ)とか、政治ネタ取り上げる芸人いるけどあまり表舞台には出てこないしなあ。
そもそもつまらないから表に出てないってのはあるかもしれんが、政治ネタをテレビであんまり流してくれないし。
政権側に忖度してるのか知らんけど。
鳥肌実の昔の演説は面白かったけど、最近見た動画では太ってて衝撃を受けたわ、演説内容も超絶つまらんかったし。
まあ、余談。
あっ、外山亘一も一応入れておくか。この人の動画も是非未見の方はご覧ください。芸人では無いが。
東京都知事選立候補時の政見放送は伝説ですから。
まあ、このように日本のメジャーな芸人が政治ネタを扱うのはたけし、ダウンタウン松本と爆笑問題、ロンブー敦くらいのイメージ。
あと島田紳助、東国原やメロリンキューはもう芸人では無いか…
でもたけしはもう漫才やらないしご意見番だし、お笑いとしては全盛期過ぎてるからちょっと除外。
ダウンタウン松本はワイドナショーつながりかなんかで安倍首相と先週飯を食ってたみたいだからこれもなんだかなあな感じ。
安倍が好き嫌いの前に、お笑い芸人が権力者と一緒に…ってのはなんだかダサいなあというか。
いつまでも尖って、反体制でなんぼ的なスタンスでいるのがコメディアンの使命な気がするが。
そこまで思ってなくて、ただ純粋にお笑いやりたいでもいいけどそれなら体制側の宣伝に使われるような真似をせずに一線を画した方がいいよと思う。だからワイドナショーに安倍をゲスト出演させたのは…
ロンブー敦はネタとしては別にやってないし。そもそもネタなんかほぼ見たこと無いし。
爆笑問題は太田が石破に噛みつくのがある種ネタになってた番組もあったけど、一番漫才で政治ネタやってる印象。
ナイツも政治ネタやってたっけ???風刺は入れてるイメージあるけど。
何度見ても『酒井法ピー』は面白い。こちらも動画探して見てください。
相変わらず話があっちゃこっちゃしてしまうが、つまり現役感ある芸人がコントや漫才といった主戦場で政治を取り込んでるのはほんと少ない。
前段長くなりましたが、ここでウーマンの話
俺と同年代の村本が政治に目覚め、段々と疑問を持って勉強していく姿は見ててなんかわからんけど応援したくなる。
日に日に成長していく姿に目を細めてしまうというか。
俺は何目線で見てるんだという話ではあるが。
ただ、冒頭触れたとおり、内容としては対して突っ込んだ内容では無いからこんなんで『村本スゲー』みたいな風潮は早く無くなって欲しい。
要はもっと政治ネタを扱った芸人が増えて切磋琢磨して欲しいなと。
政治ネタ自体も当たり前の存在になって欲しい。
そのためには国民も政治に関心をもっていかないと見る側のレベルが上がらず、ネタの面白さの見極めができないから、芸人、国民共に勉強していけばもっと面白いものが見られそうだ。
そういった面では村本にはもっともっと政治ネタをやって欲しい。
それがウケるとわかれば、他の芸人も手を出すだろうし。
オリラジも政治ネタのリズムネタやればいいのにねえ、コメンテーターだけでなく。
話がまたまた飛ぶが、日本のラップももっと内輪ネタでディスったディスられたに終始するんじゃなくて政治ネタを扱って欲しいなあ。
多分扱ってる人も多いのかもしれないが、俺みたいなフリースタイルダンジョンで興味持ちました程度のにわか人間には聞こえてこないし。エミネムとか一応政治ネタ扱ってるよね、確か。
エミネムを引き合いに出すあたり、薄っぺらくて申し訳ないが。
とろサーモン久保田には得意のラップで政治ネタをやってほしい。
もしくは村本がラップで政治ネタを扱うか。
すぐにサイバーエージェント藤田社長がアベマで対決させてくれるでしょ。
相手にダースレーダーあたりも入れて。
政治に目覚めてる村本を相方中川はどう思ってるんだろうね。
ちゃんとついてって欲しいなあ、例え興味なくても。
今日のネタ見たら、今のところついてってる感じはするが。
スピードだけじゃなく。
最後に
お笑い芸人がネタで政治を扱うことが当たり前になれば、安易に東国原英夫や横山ノックや青島幸雄や山本太郎を政治家にしない日本になるのではないかと。
これらの人がいい悪いではなく、国民が政治に興味持てば『お笑いやってる人が政治語ってることに対するギャップ萌え』投票みたいなことは起こらず、ちゃんと中身で判断できるようになるのではなかろうかと。
なんか長々書いてきてしまったが、要は情報リテラシーならぬ、政治リテラシーを芸人・国民があげていけばそれが文化になってより面白いものを共有できるようになるのではないかと思った次第。
その担い手として村本には今後も頑張って欲しい訳で。
政治ネタを扱う=若者の間にも政治ネタを扱うことがかっこいいと認識される…みたいにもなればいいけどね。
バイトリーダーネタも新作待ってます。
コメントを残す