【週刊ニュースリーダーで特集!】鶴巻温泉 元湯陣屋 の借金10億再生物語




鶴巻温泉 元湯陣屋とは

小田急小田原線「鶴巻温泉」駅から 274mの所にある大正7年(1918年)創業の由緒ある旅館。

たまたま夜勤明けでテレビをつけたら元湯陣屋が取り上げられていた。
将棋や囲碁の対局にも使用される由緒ある旅館らしく、9月にも羽生さんの対局が行われるとのこと。

今の社長が四代目なのだが、先代が10億の借金を作っており、悩んだあげく継ぐことに…その後の再生までのポイントは以下の通り。
(HP見たら、今は妻が代表取締役になってるね。夫=四代目はCEOでした。)

ここが凄い!再生までのポイント!

  1. 四代目は元本田技術研究所のエンジニア
    慶應大学院の理工学部出身で本田では次世代燃料電池の開発に携わっていた。父親の病気をきっかけに旅館に戻り31歳で継ぐ決意をした。
    元々は継ぐつもりは無かったとのこと。

  2. 1万坪の広さで1万円???
    継いだときは丁度リーマンショックの時で旅館を売却しようとしたら1万円にしかならなかったとのこと。これで覚悟が決まったみたい。
    確かに1万じゃ売る気にならんわなあ。
  3. 120名の従業員が40名に!
    継いだ直後は非効率な仕事ぶりで『私はこれしかやりませーん、接客したくありませーん!』というような従業員がいたため、また、老舗の看板にあぐらをかいた従業員も多かったため、兼務の仕事をやりたくないような従業員は辞めていった。結果一気に従業員数は3分の1に!
  4. エンジニアの強みを生かしたシステム開発
    陣屋コネクトというシステムを開発。 従業員でお客様情報を共有するために作ったシステムだけど、これも月額1ユーザー600円で販売してます。前職でサイボウズのクラウドグループウェアサービスを使ってたけど、いい商売だよね。毎月課金だし、一回やり始めたらなかなか止められない…このシステムでも会社を立ち上げていて(陣屋コネクト)、年商は7,324万(2016年8月期)。ライセンス料が3500円/月なんでこれも込みの売上です。
    以下旅館HPよりコネクトの紹介文抜粋。

    すべては、お客様の笑顔のために─。陣屋コネクトは、老舗旅館「陣屋」の経営を立て直し、従業員のサービスレベルを飛躍的に引き上げた、最新のクラウド型ホテル・旅館情報管理システムです。

  5. 宿泊業なのに週休3日!
    稼働率が低い平日の月火水を休みにして光熱費等削減。稼動日は少なくとも売上はアップ!2016年度は60%アップして4億5000万、利益は1億2000万!
    当然従業員もモチベーションアップ!休みが多い分、副業も認めてるとの事。
    ちなみに売上高営業利益率は、飲食・宿泊業が0.3%って言うから人件費が高い業種ではあるのだが、ここではスタッフの年収は280万から400万にアップしたとのこと。それでもまだ少ないなぁってのが率直な感想。400万じゃあ本気で副業しないと子供育てられないでしょ…
  6. 旅館ウェディング!
    女将が考えたそうですが、ここではウェディングプランもあるそうです。確かに呼ばれた人は宿泊込みで参加できたらうれしいよね。特に親族のみでこじんまりやる時とかよさそう。売上の20%を占めるって言ってたな。

感想

  • 旅館のHP見てもすごい見やすいししっかりしてるんだよね。さすが元エンジニアって感じ。テレビ放映直後には時間限定でサービス価格での提供なんかもしてるし抜け目が無い。給料は低いけど、離職率は1/10になったらしいし、これだけメディアにも取り上げられて注目されるし、プライドも持てるだろうから、ディズニーランドのキャストみたいなやりがいを感じられるのかな。だとしたら、正社員じゃなくてもパートやバイトの割合増やしてもやっていけるのでは…
    あと、なんだかんだいってもこういう従業員ファーストの視点はなかなかできないよね、自分自身、中小企業にいてそれは良くわかりました。ほんと、社員のモチベーションはすぐ金にはならないけど大事ですよ。大事とわかっていても見てみぬふりする経営者は多い。もう潰れる寸前だったからドラスティックに改革できたのかもしれないけどそうなる前に着手すべき会社はたくさんあると思う。潰れてからじゃもう遅いし。

    まあ、とりあえずいつか泊まりにいきたいもんです。




コメントを残す