2017.11.1のバラ色ダンディより
アメリカでチケットを変動制にする試みが行われるそうです。
つまり・・・
『君の名は』3,000円、『無限の住人』500円
みたいな現象が起きるということ。
同じシネコン内でも、各映画で格差ができてしまうんですね。
どうなんだろうねえ、『人気が出て値上がりする前に見といた方がいい!』ってなって公開日に満席続出とかになっちゃうかね。
スターウォーズとかひどいことになりそう。
一度値上がりしたら、入る人が少なくなっても値下がりはしないのかな?
まあ、でも需要と供給のバランスで言えば健全な状態なんだろうか。
『この世界の片隅に』なんかは徐々に値上がりしていくパターンなんだろうなあ。
先見の明があれば金券ショップで値段が安いうちに抑えて置いて、値上がりした後にネットで売れば儲かりそう。
映画好きだったら試写会見ておいて、いい作品なら勝負かけたくなるね。
株みたいで面白そうだが。
でもこのシステムを成功させるには100円程度の値段の上げ下げじゃつまらんよね。
最低500円は変動しないとつまらない。
確かアメリカって600円くらいだよね。
それじゃあまり下げ幅が無いから、その点1,800円の日本の方が上下させる幅ができてインパクトは生まれるかな。
アメリカは600円⇒400円とかになっても、あんまりどうなの?って感じが・・・
それに俺が昔いた宮崎なら近くにシネコン1つしか無かったからそこしか行くところが無くて、仮に値段設定を変えられても仕方が無く観るだろうが、近くに映画館がたくさんある首都圏だと全部の映画館がこのシステム導入しないと意味ないよね。
っていうかこの制度云々より、映画の料金を各映画館が自由に決められるようにしてくれって話なんだけどね。
でもそれが日本ではなかなかできない。
『制作』『配給』『興行』が一緒のケースが多いから。
東宝(=制作)なんかはTOHOシネマズ(=興行)だし。
アメリカでは制作と配給は一緒でも、興行は一緒にできないらしいです。独禁法に引っかかるとのこと。
興行が切り離されないと値段設定が自由に効かないからなあ。
そして配給が力を持ちすぎてるってのも弊害・・・
古い体質なんだろうなあ。
なんだけど、イマイチ映画業界自体が産業として儲かってるってイメージも無い。
なんか不思議なんだよね。
他国なら独禁法で引っかかるようなことしてまで既得権益を守っている業界なら、それなりに利益出てそうなのにそんな感じも無いし。
どこがそのおこぼれに預かってるんだろう・・・
とりあえず映画好きにできることは、年何回も映画館に足を運ぶことですね…
平均で1年に1回しか日本人は映画を見ないですから・・・ちなみにアメリカは4~5回くらい。
そして興行主が儲かってくれれば少しは自由に値段設定できる余裕が生まれて観客に還元してくれるだろうし。
まあ、結構割引サービスは各社色々やってるからそれらをちゃんと利用すればだいぶお得に見られるんだけどね。
個人的にはシネマイレージカードで払っていて、6ポイントためると一本タダになります。
金曜日はITでも観に行きましょうかね・・・
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